膵臓がん 画像上の危険因子に関するQ&A/ IPMNについて Q02
Q

IPMNが膵臓がんになる確率、期間を教えてください。

A
IPMNは遺伝子変異で生じ、この遺伝子変異から10年~15年で癌化すると言われています(実際に発見されるのはこの後、癌が大きくなってからということが多いのが現状です)。
無症状で検査時にIPMNを見つけた場合、いつからIPMNが生じていたかがわからないため、定期的な経過観察が必要と考えています。

解説01

主膵管型IPMN

主膵管が5mm以上に拡張している場合を言います。IPMN自体の癌化リスクに加え、膵液が通る主膵管の交通が遮断されてしまうことで、癌化するリスクが加わる為、分枝膵管型に比べ、癌化のリスクは高いと考えられています。
主膵管径が10mmを超える拡張の場合には、癌化の有無に係わらず、外科手術が勧められている病院が多いです。

解説02

分枝型IPMN

分枝型IPMNとは主膵管と交通する分枝にIPMNが出来ているもので、分枝膵管が5mm以上に拡張している場合を言います。分枝型IPMNが悪性化する割合は年3%程度であると言われています。
近年東京大学附属病院から報告された後ろ向き研究では、5年間観察した結果、3.3%のIPMNが癌化したという報告※があります。

参考URL)膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)|一般社団法人 日本肝胆膵外科学会 (jshbps.jp) 作成:2021年9月9日
参考文献)gastroenterology2020 Long-term Risk of Malignancy in Branch-Duct Intraductal Papillary Mucinous Neoplasms

解説03

IPMNの画像所見

以下のような画像所見が癌化の可能性が高いと考えられているものです。

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当サイト監修
Seishi Sawano, MD, PhD
澤野 誠志 放射線診断専門医
AIC八重洲クリニック 理事長 院長 / 
AIC画像検査センター 理事長
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